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寝違え
寝違えの原因と効果的な予防法について
寝違えは、どなたも一度は経験したことのある症状だと思います。
睡眠中に起こる痛みのため「仕方がないもの」と諦めている方は多いかもしれません。
寝違えは日常生活や睡眠時の環境が影響して起こると考えられています。
こちらのページでは寝違えの早期改善のため症状の原因や日常で行えるケアの方法を詳しくご紹介しています。
予防法も記載してありますので、寝違えにお困りの方はぜひご参照ください。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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寝違えとは?症状・特徴について
symptoms
寝違えとは?症状・特徴について
symptoms
寝違えは痛みで首を動かせなくなるため、日常生活にも支障が出やすいです。
多くは一時的な症状が多いですが、病気による痛みの可能性もあるため注意が必要です。
寝違えに対して適切なケアが行えるよう、原因やメカニズムを確認しておきましょう。
寝違えについて
寝違えは、寝起きに起こる首まわりの急な痛みを指します。
正式名称は「急性疼痛性頸部拘縮」と呼ばれています。
寝違えの状態
寝違えは、何らかの原因で首まわりの筋線維を損傷した、肉離れの状態だといわれています。
しかし、医療機関の画像検査では異常がみつからないため、明確な原因は分かっていません。
肉離れ以外にも、血行不良で筋肉にしこりができた状態や頚椎周辺の靭帯、関節包を痛めた状態などとも考えられています。
寝違えの症状の経過
目が覚めた直後は、日常動作に支障が出るほどの鋭い痛みが生じます。
しかし、時間の経過とともに症状は落ち着き、2.3日から長くとも1週間を目安に元の状態まで回復するケースがほとんどです。
寝違えの症状
首の痛み
首や肩まわりに起こる鋭い痛みが、寝違えのおもな症状です。
なかには痛みが背中まで広がるケースもあります。
動作制限
「左を向く」「首を右に傾ける」など、特定の方向に首を動かしたときに痛みが強まりやすくなっています。
また、痛みで首や肩の動きが制限されてしまう場合もあります。
腫れ・熱感
炎症によって患部が腫れて、熱を持つ場合があります。
頭痛・しびれ
寝違えの痛みが続くと、頸部の筋肉が強くこわばっていきます。
硬くなった筋肉で血管が圧迫され、頭部への血行が悪化することにより、頭痛につながるケースがあります。
また、頸部周辺の神経が圧迫されることで、腕や手のしびれを感じる方もいらっしゃいます。
寝違えの原因
Cause
寝違えの原因
Cause
寝違えの明確なメカニズムは分かっていません。
しかし、次に挙げる要因から、寝起きの急な痛みにつながることが考えられています。
寝ているときの姿勢
睡眠中は寝返りをうつことで、身体の一部に負担がかかり続けないように調整しています。
しかし、スポーツや仕事で疲労困憊のとき、泥酔状態のときなどは寝返りの回数が減る傾向があります。
それにより、睡眠中に首がひねられたり、伸ばされたりした姿勢が続いてしまい、筋線維を痛めてしまう場合があります。
寝る場所
ソファや床の上などで寝ていると、寝違えのリスクを高めてしまいます。
布団以外の場所では頭の位置が安定せず、睡眠中に首まわりの組織に負担をかけてしまうことが考えられています。
合わない枕の影響
枕の高さがあっていないと寝ているときに首が不自然な方向に傾き、筋肉を痛めやすくなります。
また、やわらかすぎる枕も頭が沈むことで寝返りがスムーズにうてず、首への負担となる可能性があります。
筋肉の柔軟性の低下
首や肩まわりの筋肉が緊張でこわばっていると、寝違えを起こすリスクが高まってしまいます。
寝返りをうった際や起き上がる際など、首を急に動かしたタイミングで硬くなった筋肉が伸ばされ、損傷しやすくなるためです。
筋肉の柔軟性が低下する要因には、次のものが挙げられます。
・運動不足
・身体の冷え
・スポーツによる疲労
・ストレス
など
寝違えの類似症状
similar symptoms
寝違えの類似症状
similar symptoms
類似症状の例
頚椎症性神経根症・頚椎症性脊髄症
頚椎の変性により、周辺の神経を圧迫、刺激する病気になります。
関節リウマチ
関節が炎症を起こし、骨や軟骨が破壊されてしまう病気になります。
脊髄腫瘍
脊柱管内にできた腫瘍により、脊髄が圧迫されてしまう病気になります。
寝違えは、基本的に数日程度で改善が見込めますが、痛みが長く続いたり、強いしびれをともなったりする際は病気の可能性があるため、早めに医療機関にご相談ください。
症状に対する施術のご案内
reccomend
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
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寝違えの対処法
APPROACH
寝違えの対処法
APPROACH
寝違えは患部に炎症が起きているため、無理をすると悪化させる可能性があります。
急性期、慢性期と状態をみて対処していきましょう。
また、寝違えやすいという方は、日常生活を見直しましょう。
こちらでは、寝違えへの対処、予防の方法をご紹介していきます。
氷のうや保冷剤を当てて、患部を冷却します。
冷やすことにより、炎症や痛みを抑える効果を期待できます。
15分ほど冷やして、痛みが戻るようであれば再度アイシングを行ってください。
安静にする
痛めた直後は、安静を心がけてください。
痛みが出る動作は避けて、楽な姿勢をとるようにします。
炎症を強める可能性があるため、無理なストレッチや体操は行わないようにしてください。
温める
数時間〜1日ほど経過すると、炎症が落ち着き慢性期に移ります。
慢性期では、蒸しタオルやホットパックを当てたり、入浴したりして身体を温めていきましょう。
温めることで血の巡りが良くなり、血行不良を見込めます。
ストレッチ
痛みが出ない範囲で、首まわりのストレッチを行ってください。
頭を軽く横に倒すことで、首から肩にかけての筋肉をストレッチできます。
また、痛みで首を動かせない際は、腕を後方にひくストレッチで首の可動域が改善する場合があります。
寝違えの予防法
PREVENTION
寝違えの予防法
PREVENTION
寝違えのリスクを軽減するには、次のような予防策が挙げられます。
入浴
身体に疲れが溜まっているときや首肩の緊張が強まっているときは、ゆっくり湯船に浸かりましょう。
入浴は身体をリラックスさせ、筋肉の緊張をゆるめる効果が期待できます。
熱いお湯では刺激が強いため、40度のぬるめのお湯に時間をかけて浸かることがおすすめです。
ストレッチ
お風呂上がりや寝る前などにストレッチを行いましょう。
筋肉の柔軟性を高め、首や肩の可動域を広げておくことで、寝違えを起こしにくくできます。
肩まわり
身体の前で左右の肘をつけます。
肘をつけたまま両腕を上にあげていくことで、脇の下の筋肉をストレッチします。
30秒2セットが目安となります。
肩甲骨
右手の甲を腰に当てます。
左手で右肘をつかみ、前方に引くようにすることで、肩甲骨まわりの筋肉をストレッチします。
30秒2セットを目安に、左右バランスよくストレッチしてください。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
寝違えとは何ですか?
睡眠中に首まわりの筋線維を損傷したり、筋肉の痙攣を起こしたりした状態といわれています。
しかし、はっきりとしたメカニズムは分かっていません。
寝違えのおもな症状は何ですか?
寝ているときの不良姿勢がおもな原因に考えられています。
枕があっていなかったり、布団以外の場所で寝ていたりすると、寝違えのリスクを高めてしまいます。
寝違えの症状はどのようなものですか?
首筋から肩まわりにかけて生じる痛みがおもな症状です。
患部に熱を持ったり、首を動かしにくくなったりする場合もあります。
寝違えが起きた場合、どのような対処法がありますか?
痛めてすぐのときは安静にして、アイシングしてください。
そして炎症の状態をみて、可能な範囲で患部を動かしていきます。
接骨院・整骨院における寝違えの施術内容を教えてください
鍼灸や電気療法などにより、患部の痛みを緩和していきます。
また、肩甲骨や腕など周辺の緊張をほぐすことで、患部への血流を促す場合もあります。
寝違えの施術期間はどれくらいですか?
数日程度で改善することがほとんどです。
しかし、重症例では、1ヶ月ほどかかる場合もあります。
寝違えへの施術は痛くありませんか?
ソフトな刺激で施術を行うため、痛みは感じにくくなっています。
(刺激の強さは調整いたします)
寝違えの再発を防ぐためには日常生活で何に気をつけたら良いですか?
ストレッチで肩まわりや肩甲骨まわりの柔軟性を高めておくことにより、寝違えのリスク軽減を期待できます。
寝違えを放置するとどのような問題が生じる可能性がありますか?
基本的に時間の経過とともに症状は改善していきます。
しかし、無理をして動かした場合は、症状を長期化させてしまう可能性もあります。
寝違えと椎間板ヘルニアは何か関連がありますか?
寝違えは、一時的な筋肉の痛みになります。
一方、ヘルニアは椎間板の一部が飛び出して起こる頚椎の病気になるため、別症状といえます。