安静にする
坐骨神経痛
足の痛みやしびれは坐骨神経痛かもしれません
![腰を抑えている高齢男性の後ろ姿](https://karada-seikotu-itami.com/wp-content/uploads/2023/10/SCIATICA01.jpg)
お尻から太もも、ふくらはぎの痛みは「坐骨神経痛」の可能性があります。
その他にしびれや筋肉の突っ張り感など、特定の動作で症状が強まることがあります。
坐骨神経痛といっても、脊柱の病気によるもの、筋肉の衰えによるものなどさまざまです。
放置すると、日常生活に支障が出てくる場合もあります。
メカニズムを知り、原因に沿った対処を早期に始めていきましょう。
こちらのページでは、坐骨神経痛の改善・予防を目的として、症状の原因や特徴、セルフケアの方法を詳しくご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
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座骨神経痛とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
座骨神経痛とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
坐骨神経痛では、腰部や下半身に症状が起こるため、日常生活で不便を感じるケースが多いです。
適切なケアを行うためには、症状が起きる仕組みを理解しましょう。
坐骨神経痛の原因や特徴をこちらでご確認ください。
![下肢が炎症している人の後ろ姿](https://karada-seikotu-itami.com/wp-content/uploads/2023/10/sciatica02.jpg)
坐骨神経痛について
坐骨神経痛の概要は次のようになっています。
坐骨神経痛とは
坐骨神経は、お尻からつま先までつながっている神経です。
腰椎や仙骨から出たあと、お尻、太ももの裏側へと走行していきます。
そして膝上あたりで二手に分かれ、すねやふくらはぎ、足の甲、足の裏、指の先までを支配しています。
坐骨神経は人体で最長・最大の末梢神経で、長さは約1m、一番太い箇所でボールペンの直径ほどの太さがあるといわれています。
坐骨神経の役割
坐骨神経を含む末梢神経には、次の3つの種類があります。
・感覚神経(痛覚や触覚、温冷覚などの感覚を脳へと伝える)
・運動神経(筋肉に脳からの指令を送る)
・自律神経(循環や呼吸、消化、排泄などをコントロールする)
坐骨神経痛が起こる仕組み
坐骨神経が何らかの原因で圧迫、刺激されることにより、坐骨神経痛が起こると考えられています。
坐骨神経には筋肉の動きをコントロールする働きもあるため、痛みやしびれといった感覚異常だけではなく、運動にも支障が出る場合があります。
坐骨神経痛の原因
Cause
坐骨神経痛の原因
Cause
坐骨神経痛を起こす原因には、次のものが挙げられます。
![椅子から立った時に腰に炎症が起きている状態](https://karada-seikotu-itami.com/wp-content/uploads/2023/10/sciatica04.jpg)
腰部脊柱管狭窄症によるもの
脊柱管が狭くなってしまう病気を「脊柱管狭窄症」といいます。
脊柱管は、椎骨や椎間板、靭帯などで囲まれた空間(トンネル)のことです。
腰を反らせた際や歩行時に症状が出やすいことが腰部脊柱管狭窄症の特徴になります。
![腰の骨が炎症している状態](https://karada-seikotu-itami.com/wp-content/uploads/2023/10/sciatica03.jpg)
腰椎椎間板ヘルニアによるもの
椎間板の一部が、本来の位置から逸脱してしまう病気になります。
飛び出した椎間板で神経が圧迫され、坐骨神経痛を発症する場合があります。
ヘルニアでは前かがみになった際に、症状が悪化しやすくなっています。
腰部脊柱管狭窄症は加齢の影響が大きいため、中高年の方に多い傾向があります。
一方、ヘルニアの原因には、スポーツや仕事などによる腰への負荷が考えられているため、若い方に発症しやすいといわれています。
![ソファで腰を抑えている老人](https://karada-seikotu-itami.com/wp-content/uploads/2023/11/AdobeStock_425223462-scaled.jpeg)
筋肉の衰えによるもの
お尻の筋肉の衰えから、坐骨神経痛を起こしているケースがあります。
お尻の筋肉には、坐骨神経を保護したり、神経への血流を維持したりする役割があります。
坐骨神経痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
坐骨神経痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
梨状筋症候群
梨状筋症候群は、梨状筋(お尻の深層にある筋肉)の緊張で坐骨神経が圧迫された状態を指します。
骨盤の後方では、坐骨神経は梨状筋の下を通過する形になっています。
腰椎分離症・すべり症
腰椎が疲労骨折によって分離したり、椎骨が前方に移動したりする症状です。
その他、脊椎や脊髄のがん、子宮内膜症のような婦人科系の疾患なども、坐骨神経痛の原因になっている可能性があります。
坐骨神経痛の症状が続く際、まずは医療機関や接骨院・整骨院で状態を確認してもらうことをおすすめいたします。
施術のご案内
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次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
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坐骨神経痛の対処法
APPROACH
坐骨神経痛の対処法
APPROACH
坐骨神経痛を改善するには、腰部への負担を減らしていくことが大切です。
こちらでは自身で行える坐骨神経痛への対処法と予防法をご紹介していきます。
無理のない範囲で日常生活に取り入れ、坐骨神経痛の根本改善を目指しましょう。
痛みやしびれが強く出ている際は、無理に動かず安静を心がけましょう。
もし安静にしても症状が変わらなければ、一度医療機関に相談してみてください。
神経ブロックの注射や薬で痛みを抑えることにより、症状の早期緩和が期待できます。
身体を温める
ホットパックや蒸しタオルなどで痛みが出ている部位を温めてください。
神経への血流を改善することで、神経痛の症状が緩和しやすくなります。
また、入浴もおすすめです。
ストレッチをする
太もも裏側
仰向けに寝ます。
片方の膝を曲げます。
両手で太もも裏をつかみ、膝を胸に近づけるようにします。
そこから、膝を伸ばしていくことで太もも裏側の筋肉をストレッチできます。
30秒2セットが目安で、左右バランスよく筋肉を伸ばしてください。
お尻
椅子に座ります。
太ももの上に、反対側の足の足首を乗せます。
そこから、背中を伸ばしたまま上半身を前に倒していくと、お尻の筋肉をストレッチできます。
30秒2セットが目安で、左右バランスよく筋肉を伸ばしてください。
▼ストレッチ動画
坐骨神経痛の予防法
PREVENTION
坐骨神経痛の予防法
PREVENTION
坐骨神経痛にならないよう、普段から予防をしっかりと行いましょう。
身体を冷やさない
身体の冷えは筋肉をこわばらせ、血の巡りも悪くしてしまいます。
衣服を調整するなどして、腰や下半身を冷やさないよう注意しましょう。
筋肉を鍛える
腰やお尻の筋肉が衰えないように鍛えておきましょう。
坐骨神経痛には、ヒップリフトがおすすめです。
仰向けに寝て、両膝を立てます。手は手のひらを下にして、身体の横に置いてください。
そこから、膝から肩までが一直線になる高さまでお尻を上げていきます。
最初は10回3セットが目安となります。
こまめに身体を動かす
長時間の座った姿勢は腰部や下肢の緊張を強め、血行を悪化させる場合があります。
デスクワークや車の運転中も、30分から1時間を目安に休憩をとってください。
休憩中は軽く歩いたり、ストレッチしたりして身体を動かし、血の巡りが悪くならないようにケアしておきましょう。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
坐骨神経痛とは何ですか?
坐骨神経が圧迫されて起こる、さまざまな症状の総称をいいます。
坐骨神経は腰部からつま先にかけて走行する神経になります。
坐骨神経痛のおもな原因は何ですか?
椎間板の一部が飛び出した「椎間板ヘルニア」脊柱管が狭くなった「脊柱管狭窄症」など背骨の病気がおもな原因に考えられています。
また、筋肉の緊張から起こるものもあります。
坐骨神経痛にはどのような症状がみられますか?
下半身(お尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足部)に生じる痛みやしびれ、麻痺などがおもな症状となります。
坐骨神経痛を発症した際、最初にどのようなケアを行えば良いですか?
痛みやしびれが出ている箇所を温めると、症状が緩和しやすいです。
また、医療機関で原因を確認しておくことも大事になります。
坐骨神経痛を放置するとどのような悪影響がありますか?
痛みやしびれの症状が強まり、日常生活に支障が出る可能性があります。
重症例では、歩行障害や排尿、排泄障害をともなうケースもあります。
接骨院・整骨院での坐骨神経痛の施術内容を教えてください。
鍼灸や手技、電気療法により、原因となる筋肉の緊張をゆるめることで、症状改善を目指します。
坐骨神経痛の施術期間はどれくらいですか?
症状自体は1ヶ月程度でおさまるケースが多くなっています。
予防のためには、施術を2ヶ月ほど継続することをおすすめしています。
坐骨神経痛への施術は痛くありませんか?
身体が緊張しないよう、基本的に刺激の少ない施術を行っています。
強さは調整しますので、ご安心ください。
腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症を見分けるポイントはありますか?
背中を後ろに反らせたときや歩行時に症状が強まる際は脊柱管狭窄症の可能性があります。
ヘルニアでは前屈により症状が誘発されやすいです。
坐骨神経痛の再発を防止するには、何をすれば良いですか?
腰部やお尻の筋肉を鍛えることで、坐骨神経痛の予防が期待できます。
また、血行を悪くしてしまうため、身体を冷やさないようにすることも大事です。