ストレートネックとは、頚椎（首の骨）の湾曲がなくなり、首がまっすぐになった状態を指します。

外見では、肩よりも頭部が前に出ていることが特徴になります。

筋肉のこわばりによるもの（筋性）

筋肉の緊張で頭部や頚部が前方に引っ張られ、首がまっすぐ伸びてしまった状態を指します。

頸椎そのものが変形しているもの（骨性）

頚椎の形が変わったり、椎骨と椎骨との間が狭くなったりすることで、首がまっすぐになった状態です。

筋性のストレートネックを放置していると、椎骨や椎間板にストレスがかかり続け、骨性のストレートネックにつながってしまう可能性があります。

首・肩のこりや痛み

ストレートネックは、前方に傾いた重たい頭部を支えるために、首や肩まわりの筋肉がこわばりやすくなっています。

筋肉の緊張が強まり、血流が悪くなることにより、首・肩のこりや痛みを生じる場合があります。

首の動かしにくさ

首まわりの筋緊張が強まるため、首を動かしにくくなる場合があります。

ストレートネックは首の前側が強く緊張するため、上を向きづらくなることが多くなっています。

頭痛

首の緊張が頭部まで広がることで、ストレートネックを放置していると緊張型頭痛（頭部の締め付けられるような痛み）を引き起こす可能性があります。

手のしびれ

硬くなった筋肉で頚部周辺を走行する神経が圧迫されて、腕や手のしびれにつながる場合があります。

自律神経症状

首のゆがみが頚椎周辺を走行する神経へのストレスとなり、自律神経のバランスを崩してしまう場合があります。

自律神経の乱れから起こる症状には、めまいや吐き気、倦怠感などが挙げられます。

椎骨の間でクッションの役割をしている椎間板が、本来の位置から逸脱してしまう病気です。

靭帯の肥厚や骨棘の形成などにより引き起こされる病気です。

椎骨や椎間板、靭帯などで囲まれた、脊柱管が狭くなってしまう病気です。

上記の病気は神経の刺激、圧迫が起きているため、手のしびれをともなう場合があります。

身体の不調が続く場合は、一度医療機関や接骨院・整骨院で状態を確認してもらってください。